十年ひと昔
2006年 02月 11日
ちなみにその釣堀はすでになくなってしまったようですが、オオサンショウウオがいるくらいですから水はかなりきれいです。そこで釣ってきたマスを家で飼っている猫に与えたところ、誰にも決して渡すまいと思ったのか、うなり声をあげながら食べていました。そんな食べ方をしたのは後にも先にもなく、ただこの時だけです。やはり違いが分かるんですかねえ。
これは僕が田舎に行った時の話ですから、実際住んでいるところはこんなに山の中ではありません。まあ田舎にはかわりないんですけどね。それでも最近は随分と様変わりしてきました。
昔遊んでいた空き地は駐車場になったりアパートが建ったり、今では見る影もありません。もうバッタもコオロギもいません。犬の小便がかかっていると思われるツクシを生で食べていたのもいい思い出です。近所の神社に生えていた穴の開いた大木も切られてしまいました。もう穴をほじくりかえしてコクワガタを捕まえることもできません。さらには生きた化石であるイチョウの木も根こそぎバッサリいってしまいました。秋のギンナン臭さを感じることもできなくなりました。以前はタマムシだって時折見かけたような神社も、だいぶ印象が変わりました。
最近行ってないけど、近くの川はどうなってるかな。生活廃水流してるような汚い川でしたが、いろいろな生物がいました。コイとかフナとかニゴイとかハヤ(地方によって名前違うかも)とかナマズとかウナギとかメダカ(カダヤシかも)とかお祭りの後は金魚とか。魚以外にもカメとかでかくて臭いカニとかアメンボとかミズカマキリとかカワトンボとかヘビとか。
そういえば近頃ヘビ見てないな。昔は家の猫が捕ってきたこともあったのに。キジバトの鳴き声も聞く回数が減ったな。結局ずっと変わらず存在し続けているのは蚊とゴキブリぐらいか。うーん、一体どうなってしまうんだろう。
みんな、もっと自然を大切にしよう。不便なこともあるけど結構楽しいよ。
しかし昔のことを思い出して懐かしむなんて僕も年だな・・・。
by sabasuke | 2006-02-11 03:09 | 雑記