ハングリースパイダー
2006年 08月 26日
テ-マ「クモについて」
一応言っておきますが生物の「蜘蛛」の方です。
「雲」の研究については石原良純氏に一任します。
さてさて、この「クモ」という生き物、
多くの人は「見ためが気持ち悪い」とか、
「そこらじゅうに巣を張るから邪魔くさい」など、
あまりいいイメージは持っていないと思われます。
しかし実はこの「クモ」、
「ハエ」や「ゴキブリ」などの害虫を捕って食べてくれる、
いわば人間にとっては「益虫」と呼べる生物なのです。
またクモは「虫」ではあるけれども「昆虫」ではありません。
「昆虫」というのは主に体が頭部、胸部、腹部の3つに分かれており、
胸部から脚が6本生えていて羽を持っているもののことを言います。
クモは羽も生えてなけりゃ脚は8本あります。
まあクモに関しての説明はこれくらいにして本題に入りましょう。
現在我が家では小さなクモがでっかい巣を張っています。
近くに蛍光灯があって明るいからでしょう。
エアコンの送風口のすぐ目の前に円形の網を張っています。
ということで、もちろんエアコンを起動する度に巣は風にあおられるわけです。
長期間風にあおられ続けた結果、ついに昨夜その巣が崩壊してしまいました。
しかしクモはあきらめません。
すぐにまた同じ場所に巣を作り始めました。
僕はクモが巣を作る様子をじっくりと観察してみました。
まずクモが最初に作るのは外枠の部分なのですが、
幸いにもその部分は壊れていなかったようなので、
今回はその次の段階からの観察となります。
次にクモはある一点を中心として、
そこから放射状に糸を張っていくのですが、
ここで僕は大発見をしてしまいました。
なんとクモはその中心となる点に目印を付けていたのです。
確かに人間の目にも分かる目印がしっかりとありました。
クモはその目印と外枠を行ったり来たりして少しずつ縦糸を張っていきます。
その目印が何だったのかは分かりません。
クモが自分で付けたものなのか、
それとも偶然引っ掛かったゴミなどをクモが目印として利用したのか、
とにかくクモが網を張るために「目印」を用いていたことは確かです。
なかなか高等な技術を駆使してます。小さいからといって侮れません。
縦糸を張り終えたら次は横糸を張っていきます。
まあ「縦糸」とか「横糸」とか言葉で言っても分かりにくいかもしれませんが、
例えば「あみだくじ」を作る時はまず縦線を何本か書いてから横線を書いていきますよね?
クモの巣の作り方もそれと同じです。
そんなこんなでクモが巣を完成させるのに要した時間はわずか数十分!
素晴らしい早業です。まさに匠の仕事!
冗談抜きでちょっと感動するぐらいです。まあ母は嫌な顔してましたけどね。
クモの巣ができる様子を楽しそうに観察してる僕に対して嫌な顔してましたけどね。
そういえば昔「トリビアの泉」で、
「クモにコーヒーを飲ませると変な形の巣を作る」
みたいなネタをやってたような気がするな。
いずれまた機会があれば試してみようと思います。
クモに関するリポートは以上です。
特に実生活において役に立つ話はありません。
長い文章を最後まで読んでくださった方、残念でした。(超失礼)
最後にクモの豆知識を1つ。
クモの子供は風に乗って空を飛んで様々な地域に散っていきます。
そうする事によって本土から離れた島などにも生息地域を広げることができるのです。
なんかすごいよね。前に「ふしぎ発見」でやってた。
by sabasuke | 2006-08-26 03:30 | 雑記