スターオーシャン2 レナの独り言2   

「元の世界へ帰るための手掛かりを探しに行く」
とか言ってクロードは出掛けたみたい。



・・・完全に勇者になりきっちゃってるわね。
まさかここまで痛い人だとは思わなかったわ。
ダメだこいつ・・・早く何とかしないと!

そんなわけでクロードはいなくなったんだけど、
それと入れ替わるように今度はアレンの奴がやって来たのよね。
ちなみにアレンってのは隣町のサルバに住む町長の息子で、私の幼馴染なの。
基本的に根暗で冴えない奴なんだけど、その日は少し様子が違ったわ。

本当にもうびっくりしたわよ。
アレンったら、会うなりいきなりプロポーズしてくるんですもの!
そりゃまあ私はプリティで可憐で明媚で華があって、
見た人すべてが虜になってしまうほどの絶世の美少女だってことは自覚してるけど、
さすがにそれはちょっと強引すぎるんじゃない?

でもおかしくなってたアレンはこっちの気持ちなんかお構いなしに、
私を無理矢理拉致して自分の屋敷まで連れ去ろうとしたの。

さすがにだんだん腹が立ってきた私は、
メリケンサックをはめたこの右手で
得意の裏拳をアレンの顔面にぶち込んでやろうかと思ったけど、
すんでのところで手を止めたわ。

だって、アレンの異変に気付いた村のおじいさんが、
こっちの様子をじっとうかがっていたんだもん。
下手に暴れてる所を見られたりしたら私のおしとやかなイメージが崩れちゃう。
そんなわけで仕方なしに私はおとなしく拉致されてあげることにしたの。

そして私が連れて行かれたのは、サルバの町にある炭坑の奥深く、
いつの間に造られたのか立派な祭壇が目を引く、薄暗い広間だった。
どうやらアレンはこの部屋で私と結婚式を挙げるつもりらしいわ。

・・・ちょっと、いくらあんたが根暗だからってこれはないでしょ!
少しはムードってもんを考えなさいよ!そんなんだからモテないのよ!
だいたい私と結婚したいならせめてサン・ピエトロ大聖堂並みの場所を用意しなさいよ!

まあどっちにしろ私は町長の妻なんかの座に納まるような女じゃないから、
あんたと結婚する気なんてさらさらないわ。
さて、ようやくギャラリーもいなくなったことだし、
そろそろアレンを半殺しにしてここから逃げましょう。

と、思ったその時だったわ。
「ぐぁあああああぁぁ!」
アレンが突然苦悶に満ちた表情を浮かべ、大きなうめき声を上げ始めたの。

「・・・アレン?」
もだえるアレンに近づいた私の目にふと飛び込んできたものは、
アレンの手にしっかりと握り締められた、妖しく光る小さな石だった。

その石はやがて段々とその不気味な光の強さを増していき、
それに比例するようにアレンの叫喚も大きくなっていく。

(・・・まさか、あの石がアレンを!?)

そしてついにアレンは・・・見るもおぞましい怪物へとその姿を変えた。

そんな・・・人が怪物になるなんて・・・
ま、まさかあの石は、うわさに名高い「進化の秘法」に関連するアレなの!?
いやん、もしそうだとしたらすっごいお宝じゃない!
これはなんとしても私の物にしなくっちゃ!

「レナ! 大丈夫か!?」
そんな中、空気を読まずにさっそうと登場したのはクロードだった。
こいつ本当にいちいちいいタイミングで現れるわね。
ある意味勇者としての素質はあるのかもしれないわ。


こうして私たちとアレンの戦いは始まった・・・
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by sabasuke | 2008-06-10 23:38 | ゲーム

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