被害者加害者   

日本テレビの「太田光の私が総理大臣になったら」という番組内で、
民主党の平岡秀夫議員が発した言葉が波紋を呼んでいるらしい。

少年法に関する討論をしていた中で、
特別出演した息子を少年に殺害された女性(青木さん)の発言に対し、
平岡議員が

「その加害者の人に、その、死の恐怖を味あわせるという気持ちで、あれですかね、私は、青木さんが本当に幸せというか、納得できるとはちょっと思えないんですね。むしろそういう悪いことをした子ども達は、それなりの事情があってそういうことになったんだろうと思いますけど・・・」

と言ったことが騒動の発端のようだ。


僕もこの番組は見ていましたが、
まあ平岡議員の発言はあながち間違ってはいないと思う。

何をどうしたって死んだ人は戻ってこないんだから、
自分の大切な人を殺した犯人を死刑台に送ったところで、
それで何もかも納得してすっきりできるわけではないだろう。

また悪いことをした方にもそれなりの事情・・・
っていう言い方だとちょっと違うかもしれないけど、
犯罪を犯してしまうような人格が形成された背景には、
本人の資質だけでなく周りの環境が大きく影響しているだろうと思う。

が、それはあくまで理想論。
何をしてもすっきりはできないと理屈では分かっていても、
ただ泣き寝入りすることもできない。
それが被害者の心情ってもんでしょう。
少年法で守られた加害者が更生して立派な真人間になったとしても、
それで被害者側がすんなり納得できるってわけでもない。
そんなことができりゃ世の中もっと平和だ。

感情論だけで物事を考えるのは暴挙であるが、
逆にいくらそれが理路整然とした理屈であっても
人の感情を汲み取らずに物事を考えるのもまたナンセンスであろう。
なぜなら我々人間は感情をもった存在であるのだから。


で、結局どうすりゃいいんだという話ですが、
それがまた難しいんですよね。
被害者側と加害者側双方の都合を両立して尊重することはできないし、
もちろんどちらか一方をないがしろにすることもできない。

この手の問題はどうしたって答えなんか出ないよなあ。
[PR]

by sabasuke | 2007-07-05 00:22 | 雑記

<< 氷のように微笑んで ブレスオブファイア2 プレイ日記7 >>