人気ブログランキング | 話題のタグを見る

学校へ行けない子供たち   

さて、今日は久しぶりに記事2つ更新しますか。
それではまず1つ目。

・・・え? 風邪は治ったのかって?
治ってないよ! まだ熱があるよ!
でも「ちょっと体調が悪いくらいでさぼっちゃいかん!」と思い直し、
病床の体にムチ打って記事を書くことにしたのです。
とっても頑張りやさんですね。まさにブロガーの鑑です。
そもそも僕という人間はとっても・・・(略)


前置きが長くなりましたがそろそろ本題に入りましょう。

8月11日の新聞に載っていた、
「不登校また12万人 8年連続突破」
という記事。

2005年度に病気などを除く心理的、情緒的要因などで30日以上欠席した「不登校」の小中学生は前年度に比べ約1100人少ない12万2255人だったことが、十日発表された文部科学省の学校基本調査速報で分かった。

というものです。
「人数減ってるんならいいじゃん」と思われるかもしれませんが、
それはただ単に子供そのものの数が減っているだけであって、
小中学生全体に占める不登校児の割合が減っているわけではありません。

不登校になる原因は人それぞれだと思いますが、
僕も不登校の先輩として言わせてもらいますと、
一度不登校になってしまった生徒をまた元の学校生活に戻すことは難しいと思われます。
もちろんすぐに戻れる人もいるにはいますが、大抵の人はそう上手くはいきません。

不登校になって一番問題なのは「社会生活を学べない」ことでしょう。
ぶっちゃけ勉強の方はそんなに心配することはありません。
本人にやる気さえあれば家で教科書読んでるだけでも意外となんとかなるもんです。
やる気がなかったら・・・まあその時はその時で。
っていうか学校に行ってちゃんと授業も受けてるのに、中学の時の期末テストで5教科合わせて100点に満たなかったつわものが僕の身近なところに2人もいたことからも分かるように、授業を受けてればいいってもんでもないです。

不登校になった人達は、「不登校の人達が通う施設」みたいなところに通っていることが結構あります。僕はそういうところにはあまり行ってなかったのでよくは知りませんが、果たしてどの程度の効果が期待できるものなのでしょうか。
何もしないよりはマシだと思いますが、結局そういうところには「自分と似た境遇の人」、すなわち「仲間意識を持てる人」たちが集まっているわけであり、多種多様な人が存在する「社会」とはまた異なる場所であるのです。
「時間をかけてゆっくりと傷を癒す」、「今後のことについて各々の考えをまとめるための時間を与える」、「多少なりとも他人と触れ合うことで新たな一歩を踏み出すきっかけとする」というような意味もあるのかもしれませんが、一歩間違えば「ただお互いの傷をなめあっているだけ」ということにもなりかねません。

・・・なんてね、色々と偉そうに語ってみましたが、結局「不登校児12万人超のうち立ち直れた人はどのくらいいるのよ?」って話ですね。ほとんどの人がちゃんと立ち直って社会の中へと巣立っていった、というのならそう問題ないわけですよ。

とにかく、もうちょっと行政にしろ民間にしろ力入れて何とかしてくれないかなー、と思うのです。真剣に取り組んでほしいのです。不登校児というのは決して甘えているわけではなく、学校に行けない自分自身に苦しみ悩みもがいている人達なのですから。・・・という人が結構いるはずです。たぶん。元不登校児の僕が言うんだから間違いない。35%ぐらいの確率で当たってる。

ほんと、この問題を甘く見ちゃダメですよ! もっと危機感を持ってください!
いいですか? これはヘタしたらこの先僕みたいなやつがどんどん増えていくかもしれない、ということを示唆しているのですよ! 恐ろしい話ですよ!
僕がどんなにダメな人間であるかはお分かりでしょう? そんな僕みたいなやつが大量発生してしまうかもしれないんですよ! 日本の存亡に関わる大問題ですよ!

・・・とまで言うとちょっと大げさかな?
まあ何だ、僕は人のこととやかく言う前に自分のこと何とかした方がいいですね!

by sabasuke | 2006-08-12 03:27 | 時事

<< ティッシュは使わず全部すする ファイナルファンタジー8 適当... >>