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ドラゴンクエスト8 さばけん伝説4 前編   

キ:キラ イ:イシュマウリ パ:パヴァン王 シ:シセル

ヤ:「さて、アスカンタの町に着いたわけでげすが・・・なんか雰囲気が暗いでげすな」
ク:「みんな喪服を着てるもんな。これはこれで味わいがあって結構好きだが」
ゼ:「とにかくお城に行ってみましょう。なにか分かるかもしれないわ」

ゼ:「なるほど。2年前に妃のシセルさんを亡くしてから、王がずっと立ち直れずに今でも喪に服し続けてるってわけね」
さ:「・・・ダメ男だな」
ク:「・・・だな」
キ:「あの、すみません。旅のお方ですか?」
さ:「おお、胸はないけど可愛いお嬢さん! なにか・・・」
ク:「何か御用ですか? セニョリータ」
さ:「あっ、ずるいぞククール! 僕のセリフとるなよ!」
ク:「へっ、こういうのは早い者勝ちだぜ」
ゼ:「あんたらうるさい! ・・・で、あなたは誰?」
キ:「あ、はい。私はこの城に仕えるメイドのキラといいます」
さ:「キ、キラだと!? まさか新世界の神・・・」
ゼ:「キラ=デスノートネタはもういいからね」
さ:「・・・ちぇっ」

ト:「ほほう、つまりそのメイドさんは王を助けるために、どんな願いもかなうという丘までわしらに行ってきてほしいというのじゃな。・・・えらい! なんという主君想いのいい娘じゃ! よし、さばけん、早速その丘に向かうぞ!」
さ:「あんたもなんだかんだ言って若い女の子の頼みはいつも聞いてあげるよね。スケベだなあ」
ト:「お前に言われたくはないわい!」
ヤ:「ところでどんな願いでもかなうってほんとでげすかね。ただのおとぎ話じゃないでげすか?」
さ:「きっとあれじゃないか? 7つ集めると竜が出てきて願い事をかなえてくれるという・・・」
ゼ:「キャラデザとかドラゴンとか共通点があることはあるけど、たぶん関係ないと思うわよ」
ヤ:「そういえば満月の夜じゃないとダメらしいでげすが、今日はどうなんでげすか?」
ト:「大丈夫じゃ。メガテンではないからな。丘に登れば絶対満月の夜になっているという、プレーヤーにとってはとっても楽な仕様じゃ」
さ:「でもうっかり満月見ちゃうと大猿に変身しちゃうかもしれないから気をつけないとね」
ゼ:「だから関係ないって」


ヤ:「丘の上に到着したでげすが、何もないでげすよ」
ク:「おい、見ろ、あそこ! 窓枠の影がだんだん伸びていくぞ!」
ゼ:「・・・すごい! 壁に映し出された影が扉になったわ!」
さ:「バ、バカな、そんなことがあるなんて・・・」
ゼ:「ホント、不思議ね」
さ:「なぜ月は昇っていっているのに影は伸びていってるんだ? おかしいじゃないか!」
ゼ:「え? 引っ掛かったのそこ!?」

イ:「ようこそ月の世界へ。私はイシュマウリ。・・・なるほど。君たちはアスカンタの王を助けたいというのだね。それなら私が力になれるだろう。私を王のもとまで連れて行っておくれ」
ヤ:「・・・まだ何も言ってないでげすよ」
ク:「まあ説明する手間がはぶけたからいいんじゃねえか?」
ゼ:「見て! あの人宙に浮いてるわよ。・・・一体何者なのかしら」
さ:「あれがうわさに聞いた舞空術! もしやあいつは鶴仙人と何か関わりが・・・」
ゼ:「いい加減そこから離れろっつーの!」

イ:「さあ、今から過去の記憶をよみがえらせよう」
ヤ:「それでは2年前に行われた、パヴァン王とシセルのやりとりをご覧下さいでげす」

パ:「シセル、どうして君はそんなに強いんだい?」
シ:「お母様がいるからよ」
パ:「母上? だって君の母上はずいぶん前に亡くなったと・・・」
シ:「私もずっと弱虫だった。お母様に励まされてばかりだった。でもこう考えたの。私が弱虫に戻ったら、お母様は本当にいなくなってしまう。お母様が最初からいなかったのと同じことになってしまう・・・って。お母様が教えてくれたこと、その示すとおりに頑張ろうって。そうすれば私の中にお母様はいつまでも生きてるの。ずっと」

パ:「・・・シセル、覚えてるよ。君が教えてくれたこと全部。僕はようやく長い夢から覚めた」

by sabasuke | 2006-06-29 23:19 | ゲーム

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