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ドラゴンクエスト8 さばけん伝説1   

さ:さばけん(主人公) ヤ:ヤンガス ト:トロデ ユ:ユリマ ザ:ザバン ル:ルイネロ

ヤ:「おーい、兄貴ー! 日が暮れる前に早いとこ町に行きましょうや」
ト:「待て! 姫がおらんぞ!? 姫はどうした!?」
さ:「よし。じゃあ出発しようか」
ト:「こら! だから姫がおらんといっておろうが! お前姫を放って置く気か・・・む!? あそこにスライムがおるぞ! さばけん、片付けてまいれ!」
さ:「えー、めんどくせー! ヤンガス、片付けてまいれ!」
ヤ:「兄貴は一緒に戦わないんでげすか?」
さ:「なんだと!? お前はこの僕にあんなザコの相手をさせるつもりか!?」
ヤ:「う! ゆ、許して下せえ、兄貴! あんな奴らあっし一人で十分でがす!」
さ:「うむ。では行ってこい、ヤンガス!」
ヤ:「がってんでがす! うおりゃー!!!」
ト:「・・・おぬしその性格は相変わらずじゃのう」


ヤ:「ふー。やっとトラペッタの町に着いたでげすね」
ト:「よし、ではさばけんよ。この町に住むマスター・ライラスという人物を探してくるのじゃ」
さ:「なんで?」
ト:「わしと姫を呪いでこのような姿に変えた憎きドルマゲス! そのドルマゲスの師がマスター・ライラスなのじゃ。ライラスに会えば何かドルマゲスの足取りがつかめるやもしれん」
さ:「ふーん。じゃあヤンガス、頼んだぞ!」
ヤ:「任せて下せえ! 人探しはあっしの得意分野でげすから。では行ってくるでがす!」

ト:「こら、さばけん! おぬしも行かんか! 二人の方が早く見つかるじゃろ!」
さ:「えー!? もう、しょうがないなあ。わがままな化け物だよ。まったく」
ト:「誰が化け物じゃ! 呪いで姿を変えられただけだということは知っておるじゃろ!」
さ:「元に戻ったってたいして変わんないじゃん」
ト:「なんじゃと! だいたいそれが主に対する言葉づかいか! だいたいお前は・・・」
さ:「それじゃ、いってきまーす」
ト:「あっ、こら、待て! まだ話はおわっとらん・・・まったく」

さ:「・・・なんだよ。ライラスなんてどこにもいねえじゃん」
ヤ:「おーい、兄貴ー! 大変でげすよ!」
さ:「どうした? ライラスが見つかったのか?」
ヤ:「あ、はい、それがライラスはどうやら先日の火事でもう亡くなっちまった・・・じゃなくてそれどころじゃないでげすよ! 町に化け物が進入してきたって大騒ぎになってるでがす!」
さ:「なに! それは面白そうだ! どこだ! 化け物はどこにいる!?」
ヤ:「いや、兄貴、今この町にいる化け物っていったらもしかしてトロデのおっさんのことじゃ・・・」
さ:「!? そうかっ! 間違いないな!」
ヤ:「早く助けねえと! 兄貴、急ぐでげすよ!」
さ:「待て! 急ぐ必要はない。ゆっくり歩いて行こう」
ヤ:「いいんでげすか? まあ兄貴がそう言うならあっしは従うでがす」


ト:「こりゃ! お前ら! ずいぶん助けに来るのが遅かったではないか! 一体何をしておった!」
ヤ:「だって兄貴が急がなくてもい・・・モガ!」
さ:「いえ、ちょっとライラス探しに手間取っちゃって」
ト:「・・・なんか怪しいのう。まあええわい。それでライラスは見つかったのか?」

ト:「なにっ!? ライラスはすでに亡くなっておったじゃと!? ・・・ううむ、それでは仕方がないのう。だったらもうこんな町に長居は無用じゃ。さあ、出発・・・」
ユ:「お待ち下さい!」
ト:「む、誰じゃ?」
ユ:「あ、突然すいません。私占い師ルイネロの娘ユリマといいます」
さ:「!! 僕のハートを狙い撃ち! スーパープリティビューティホーラブリーガール登場!」
ユ:「え!? いえ、あの・・・、実は頼みたいことがあるんですけど・・・」
さ:「あー、もうなんでも頼まれちゃう! なに? なにすればいいの?」
ユ:「あ・・・、じゃあ詳しく話すので後で私の家まで来てください。お願いします」
さ:「・・・いきなり家に来てほしいだなんて。かわいい顔してだいたんな娘だなあ」
ト:「アホなこと言っとらんではよ行ってやらんかい!」


ト:「・・・ふむ。つまり父のために滝の洞窟へ行って水晶玉を取ってきて欲しいということじゃな。・・・えらい! よし、さばけん、滝の洞窟へ向かうぞ! ドルマゲスは後回しじゃ!」
さ:「それじゃあ準備を整えるか。ヤンガス、口笛吹いて魔物を呼び寄せてくれ!」
ヤ:「え!? いや、あっしはまだ口笛吹けないんでげす・・・」
さ:「なにい! この役立たずめ! 役立たずのブタ!!」
ヤ:「ああ、許して下せえ、兄貴! ちょっとネタが古いでげすよ」

ヤ:「レベル7になったし、そろそろ準備も整ったでげすね」
さ:「うむ。愛の戦士ピエールと不屈のスナイパーを倒して得た銅貨を売って装備も整えたしな」
ヤ:「ところで兄貴、スキルポイントは何に振り分けたらいいでげすか?」
さ:「お前は打撃だな」
ヤ:「打撃でげすか? あんまり役に立たないってウワサでげすが・・・」
さ:「だからいいんだろ。役立たずのブタにはお似合いだ」
ヤ:「そ、そんな!? 兄貴ヒドイ!! ・・・でもそんな兄貴もステキ! ところで兄貴は何のスキルを上げるでがすか?」
さ:「僕はブーメランと勇気だ。勇気を持って後方の安全な場所からブーメランで攻撃する!」
ヤ:「おお、さすが兄貴! なんだかよく分かりやせんがスゴイでやす!」


ザ:「この水晶玉の持ち主はお前か!?」
さ:「あんた誰?」
ザ:「わしはこの滝の洞窟の主、ザバンじゃ」
さ:「まあ誰でもいいや。とりあえずその水晶玉ちょうだい!」
ザ:「ぬぬぬ・・・、なんと横柄なやつ! こらしめてくれるわ!」

ザ:「くっ、わしの呪いのきりが効かないとは・・・。おぬし、ただの人間ではないな? そういえば聞いたことがあるぞ。トロデーンという城が呪われた時、ただ一人生き残った人間の話。さてはその生き残りというのがおぬしじゃな?」
さ:「ふふん。まーね」
ヤ:「さすが兄貴でがす。魔物の間でも有名人でがす」
ザ:「まあいい。おぬしらの勝ちじゃ。この水晶玉は持っていくがいい」

ル:「・・・来たか。水晶玉を持ってきたようだな。よけいなことをしおって・・・」
さ:「あ、あなたはユリマさんのお父上のルイネロさん!? あ、あの、この度はユリマさんと結婚を前提に真剣にお付き合いを・・・」
ル:「いきなり何を言い出しとるんだ! とにかくわしはもう占いをする気はない。こんな水晶玉などまたどこかに捨てて・・・」
ユ:「待って! お父さん! ・・・私、もう知ってるから。なんでお父さんが占いをやめたか・・・」
ル:「ユリマ・・・お前・・・。ならば何故・・・」
さ:「あの、本当に遊びとかじゃなくて、ユリマさんとは真面目に・・・」
ル:「やかましい! いいから今日はもう休んでおれ!」

ル:「起きたか。こんな時間まで眠っているとはよほど疲れていたのだろう。さて、お前たちが占って欲しいのはドルマゲスのことだったな。どれどれ・・・むむ、こ、これは!」
ヤ:「なんだって!」
ル:「いや、まだ何も言っておらんぞ。って言うかおぬしはまだ寝とったんじゃなかったのか?」
ヤ:「しまった! フライングしちまったでげす! もう一回寝てるところからやり直すでげす」
ル:「・・・ではいくぞ! こいつはかつてマスター・ライラスの弟子だったドルマゲス! 奴は師であるライラスを殺し、南へと向かったようだ」
ヤ:「なんだって! ・・・今度はタイミングバッチリでげす」

ト:「なんじゃと! ライラスが死んだのはドルマゲスの仕業だったじゃと! うーむ、奴め、かつての師まで手にかけるとは・・・。奴は南に向かったのじゃな!? よし、すぐ後を追うぞ!」
さ:「えー! もう行っちゃうの!? まだユリマさんといくところまでいってないのに!」
ト:「いい加減にせんかい! さっさといくぞ!」
さ:「そんなー! ユリマさーん」
ヤ:「兄貴、そうがっかりしないで。あっしがいるじゃないでげすか」
さ:「うるさい! この役立たずのブタが!」
ヤ:「ひ、ヒドイ! でもそんな兄貴に夢中!」
ト:「・・・アホか、こいつら」

by sabasuke | 2006-06-27 00:02 | ゲーム

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