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介護疲れ   

最近、介護疲れが直接の原因、または遠因となり、自らの親を殺害してしまうという事件がしばしば起きているようです。

先日、認知症の母親への承諾殺人罪(被害者の合意を得た上での殺害)に問われた男性の初公判があり、検察が被告の母への愛情を詳述するという、異例の行動があったようです。

被告の男性はアパートで母親と2人暮らし。母親の症状の悪化に伴い、介護に追われて会社を辞めました。やがて失業保険の給付が終わり、カードローンの借り入れも限度額に達し、どうにもならなくなって母親を殺害、自らも自殺を図ったそうです。

他にも、ぜんそく発作に苦しんだ母親の介護を1人で6年以上も続けた末に殺害してしまった男性に、「母親の命を絶つことを選択せざるをえなかった辛く悲しい胸の内は察するに余りある」として、執行猶予の判決が下ったそうです。

少子高齢化が進む現在、このような事件はどんどん増えていくかもしれません。もし自分が先述の男性の立場だったらどうするのか。施設にあずけることはできない。誰かの助けを借りることができたとしても、24時間面倒を見てもらうわけにはいかない。仕事も介護も1人でこなすなど到底無理な話。いずれ肉体的にも精神的にも追い詰められて・・・。

今後このような事件を起こさないためにも、早く行政はなにかしら手を打たなければならないのではないでしょうか。しかしただでさえ財政が厳しい今、なかなかそんな余裕はないのかもしれない。かといって民間に頼むとお金がかかります。皆がふところに余裕があるとは限りません。

ではもうボランティアの人たちに頼むしかないのでしょうか。でもボランティアの人たちだって自分の生活があるし、四六時中面倒は見れないでしょう。そもそもある程度専門的な知識がないとちゃんとした介護はできません。

ということは収入がなくても大丈夫で、専門知識を学ぶ余裕があり、そして暇な奴、そんな人たちに動いてもらいましょう。・・・僕だ。つまりニートだ。いや、収入がなくて大丈夫なわけじゃないけど、どうせ何もやってないならボランティアさせた方が世のためになりそうだ。

でもニートなんだからそんなことやれといってもやるわけない。だったら無理矢理やらせよう。「ニート強制ボランティア参加法」とかつくっちゃえばいいんだ。どうしてもできないという人はともかく、遊んでるだけの奴には強制させる。やらなきゃ御用。

・・・なんか思い切り自分の首を絞めるようなこと言ってますね。ただよく考えたらそんな法律できたらニートみんな働くよね。どうせやらなきゃならないならタダよりお金もらえる方がいいって思うもんね。そもそも「強制」の時点でボランティア(自発的)じゃないし。

なんだかアホな話をしてしまいましたが、深刻な問題です。やはり行政に何とかしてほしいという気持ちはありますが、そのために税金を上げるといったら国民は納得するのでしょうか。もっとも今は国の税金の使い方自体に信用が無いのが問題かもしれませんが。

正直僕にとっても他人事ではなくなりそうなこの問題、何かいい対策はないものでしょうか。・・・とか言ってる前に僕自身が動かなきゃならないですね。あー、ほんと役立たずでごめんなさい。

by sabasuke | 2006-05-12 03:34 | 雑記

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